第1回「ShonanFutureVerse」プロジェクトワークショップとして「デジタルツインに基づくサイバーフィジカルシステムに関する研究」をテーマに開催されました

開催日時: 2023年3月28日~2023年3月29日
開催場所: 京都大学 宇治キャンパス 連携研究棟301号室

【開催概要】
地球環境保全、温暖化抑制につながる2050年に向けたCO2排出削減(カーボンニュートラル)は、ものの過剰生産/過剰消費からの脱却という流れをサイバー空間・フィジカル空間の違いを問わず問いかける。物理空間における都市生活においては、交通、ビジネス、行政サービスをはじめとする様々なセクターにおいて、大量生産/大量消費、fast-fashion, fast-food といった言葉に代表される 20 世紀型モデルから脱却し、サステイナブルモデルへの移行が急務である。同時にサイバー空間においてもサステイナビリティは問題である。ICT/AI 関連分野での消費電力増加は続いている。安易に大量の情報を生産し消費する「fast-data」からの脱却は急務であり、そこでは「高速化」「大容量」へ「省電力性」を単純に尺度として加えるのではなく、「有限な資源を用いて、どれだけ人々の便益/行動変容に資する情報を創出できるか」といった「情報の質」が問われる。本ワークショップは、人々から抽出する実現を望む未来状態デジタルツインに基づくサイバーフィジカルシステムに関する研究について、技術はもとより、普及展開や社会実装に関する幅広く議論する。